あらいぐまのサッカービートルズの来日エピソード（熱中世代より）

夜中にタラップを　法被姿で　笑顔で　降りてきた４人は
　
すぐキャデラックに乗り込んで
キャデラックは　羽田空港のＡ滑走路の　誘導路から　
Ｂ滑走路を　突っ切り空港整備地域を　走り抜けて　高速道路へ　

高速道路は　上下線ともに規制のため　全くの空白状態天下御免！
国賓クラスの扱いだったそうです。

ビートルズは　安全のために　コンサート以外は　
ヒルトンホテルの　最上階に閉じ込められて　ホテルの警備に５５０人　
武道館には　１７００人の機動隊が警備。　

翌日からの武道館のコンサートには　
ステージの前に　警察官が　ずらりと並んで
観客は　礼儀正しく　立ち上がらないように　
立ち上がった人は　肩を押されて　座ってろ！と　叱られて

この　コンサート中（３日間・５公演）の警察官の動員　のべ８３７０人

少年少女の　補導人数は　６５２０人

ビートルズを　見に行ったら停学の学校も！

テレビで　この熱中世代　ビートルズを見ていたぼのちゃんが
この時代は　日本って北朝鮮みたいだったんだね～と

そ・そ・そうかな～？？でも　ちょっと近いかも・・

私は　戦後生まれで　戦争を知らない子供だったけど
親達の世代が　まだまだ　軍国時代を　引きずっていた感じもありました。

戦中派と言われる世代は　命がけで戦争をしている人たちを支えるのに　
礼儀正しく　男らしく　女らしくと　自分を　抑える教育を　されてきたから
みんなで　思いっきり楽しもうなんて　女の子がすることじゃないみたいな。

戦争に負けて　やっと民主化した日本だけど　
今では　古き良き時代といわれる昭和30年代～４0年代は　
そんな戦中派の人たちの時代が続いていたのかもしれません。

人から非難されないように　ちゃんとした良い所だけを　
見せようという感じも　ありました。

でもビートルズやエルビスのおかげて
女の子らしくと　言われて　つつましくさせられていた女性が
やっとミーハーになれたのかも。

湯川れい子さんは　お元気の素は　なんですか？と聞かれて
それは　ミーハーだからよと　答えておられました。

音楽には　リズムというか　ビートというか　体を騒がせるものがあって
そこに　素敵な歌手や　曲や　歌詞が　あると
きっと本能的に　騒ぎたくなる　踊りたくなるのですね　

これが　きっと、元気の素なのかな？
エルビスやビートルズがいてくれて　本当に幸せな子供時代でした。
私もこれからも　ずっと　ミーハーで過ごそうと思います。
もちろん　みんなと一緒に　楽しく過ごそうね。